キラキラネームで親は後悔!?
妊娠・出産時の一時的な昂揚感で子供にキラキラネームを付けた後、後悔の念にかられる親御さんも少なくありません。
いわゆるマタニティハイと呼ばれる状態で、子供を授かった喜びのあまり冷静に物事を判断できなくなってしまっている場合があるようです。
例えば幼稚園などに入園した際、先生に正しく名前を呼んでもらえなかったとき、周りの親御さんに変な顔をされたり、名前だけでは子供が男か女かすら分かってもらえなかったり、など。
良かれと思ってつけた名前ですが、日常のそういった些細なことで不便を感じて、初めてその特異性に気づいた、という親御さんも少なくないようです。
誰しも自分の子供はかわいいもの、生まれたばかりの時などは特に自分の腕の中の我が子が特別な存在であると疑って憚らないお母さんもいらっしゃるでしょう。
他のお子さんとは万が一にも被らないような名前にしたいと思うあまり、周囲の反対を押し切って特殊な名前を付けてしまうケースもあります。
また、幼い頃は可愛くとも、ある程度まで成長したとき、子供自身が自分の名前の異質さに気づいて思い悩み、ひどければ鬱になってしまうケースもあるようです。
場合によってはいじめなどの標的にされる要因ともなりえます。もしそうなってしまった場合、親は後悔してもしきれませんよね。
改名を申請することもできますが、簡単なことではありません。漢字まで変える場合は戸籍謄本の訂正も必要になってきます。
親が付けたその名前をもっとも多く、最も長く聞くことになるのは他ならぬ子供自身です。
名前は親が初めて子供に贈る大切なプレゼントです。何よりも子供が自分で自分を誇れるような、素敵な名前をプレゼントしてあげたいですね。